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環境報告書 | 環境・社会 | レンゴー株式会社

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本報告書は、環境に配慮した制作・印刷方法を採用しています。

2016年9月発行

八潮工場の「板紙製造工場における サ-クル活動による省エネ推進」が 平成 26 年度省エネ大賞の経済産業 大臣賞(産業分野)を受賞しました。

(2)

   

● 本社

● 東京本社

● 研究所・包装技術センター  ・中央研究所(大阪府)  ・中央研究所 福井(福井県)  ・東京包装技術センター(埼玉県)  ・大阪包装技術センター(大阪府) ● 製紙工場

 ・利根川事業所(茨城県)  ・八潮工場(埼玉県)  ・金津工場(福井県)  ・淀川工場(大阪府)  ・尼崎工場(兵庫県)

● 紙器工場

 ・葛飾工場(東京都)  ・利根川事業所(茨城県)  ・新京都事業所(京都府)

● セロファン工場  ・武生工場(福井県)

● 段ボール工場  ・恵庭工場(北海道)  ・旭川工場(北海道)  ・青森工場(青森県)  ・新仙台工場(宮城県)  ・福島矢吹工場(福島県)  ・小山工場(栃木県)  ・前橋工場(群馬県)  ・東京工場(埼玉県)  ・千葉工場(千葉県)  ・湘南工場(神奈川県)  ・新潟工場(新潟県)  ・長野工場(長野県)  ・松本分工場(長野県)

・清水工場(静岡県)  ・豊橋工場(愛知県) ・新名古屋工場(愛知県) ・福井工場(福井県) ・滋賀工場(滋賀県) ・新京都事業所(京都府) ・三田工場(兵庫県) ・和歌山工場(和歌山県) ・岡山工場(岡山県) ・広島工場(広島県) ・防府工場(山口県) ・松山工場(愛媛県) ・鳥栖工場(佐賀県)

本社、東京本社、研究所、包装技術センターのほか、全国を網 羅する国内事業所(製紙工場5、段ボール工場26、紙器工場3、 セロファン工場1)を擁しています。

レンゴーグループは、海外でもパッケージング・ソリュー ションのネットワークを広げ、海外に 56 工場 8 拠点を 展開しています。

■ 国内事業所(2016年3月31日現在)

参考にしたガイドライン

環境省「環境報告ガイドライン(2012年版)」

ウェブサイトのご案内

当社ウェブサイトの「環境・社会」のコーナーでは、2001年から 発行した報告書のほか、詳細な環境パフォーマンスデータなどの 情報もご覧いただけます。

http://www.rengo.co.jp/environment/report.html

作成部署・お問い合わせ先

レンゴー株式会社 環境・安全衛生部 06-6223-2371(代表) 06-4706-9909

http://www.rengo.co.jp/ [email protected] T E L

F A X U R L E-mail 本報告書では、レンゴー株式会社の地球環境保全の考え方や

取組み・実績を中心に、社会的側面も含め2015年度の活動を 報告しています。

特集ページでは、FSC®森林認証を通じた森林保護の取組み

や、エネルギーの多様化に対する当社の取組みを紹介してい ます。また、従業員座談会を開催し、全要素生産性(TFP)向上 の活動について話し合いました。

環境報告ページでは定量的なデータの信頼性を確保するため に、第三者保証を受けています。

編集方針

報告範囲

レンゴー株式会社を報告対象としています。 (一部関連会社の情報も含みます)

■ 対象組織

■ 対象期間

2015年度(2015年4月1日~ 2016年3月31日)を基本と しています。(一部同期間の前後を含みます)

発行時期

前回:2015年9月 今回:2016年9月 次回:2017年9月予定

第三者保証対象範囲

 本報告書に掲載している情報について、算定方法の妥当性、 算定結果の正確性について第三者保証を受けており、その対象 となる情報については、各項目に保証済みであることを示す 保証マークを記載しています。なお、算定は「先進対策の効率的 実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業モニタリング

報告ガイドライン(Ver.4.0)」に準拠しています。 保証範囲:レンゴー株式会社の生産部門・非生産部門      (対象事業所敷地内の一部の関連会社を含む) 保証対象:化石エネルギー投入量および

     化石エネルギー起源CO2排出量 保 証

社 名 代 表 者 創 業 設 立 資 本 金 所 在 地        

売 上 高

従 業 員 数

グループ企業

レンゴー株式会社 ( Rengo Co., Ltd.) 代表取締役会長兼社長 大坪 清 1909 年(明治42年) 4月12日 1920 年(大正9 年) 5月2日 31,066百万円

本社

〒530-0005

大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー TEL.06-6223-2371 FAX.06-4706-9909

東京本社

〒108-0075

東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー TEL.03-6716-7300 FAX.03-6716-7330   532,534百万円(連結)

274,247百万円(単体) 13,999名(連結) 3,680名(単体) 国内45社 海外15社

1. 段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品の製造・ 販売 2. 板紙(段ボール原紙、白板紙、紙管原紙等)の製造・販売 3. 軟包装製品、セロファンの製造・販売

4. 重包装製品(ポリエチレン重袋、クラフト紙袋、コンテナバッグ   等)、樹脂加工品の製造・販売

5. 包装関連機械の販売

6. 各種機能材商品(多孔性セルロース粒子、ゼオライト高機能 パルプ、ワサビ・カラシ成分を利用した天然系抗菌剤等)の 製造・販売

7. 不織布、紙器機械の製造・販売、運送事業 ほか

■ 海外グループ企業(2016年6月30日現在)

● 製紙 ● 段ボール ● 紙器 ● 軟包装 ● 重包装 ● その他拠点

※ 軟包装、重包装、その他拠点には非連結対象会社を含む

● ●●

インドネシア

米国 ハワイ ベトナム

中国

日本

タイ

マレーシア シンガポール

● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●●● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ●●● ● ● ● ●

 会社概要

(2016年3月31日現在)

 拠点内容

 事業内容

レンゴーは国連グローバル・コンパクトに 参加しています。

国連グローバル・コンパクト

P05

経営理念 / 事業内容

P13

活動の目標と実績

P38

2015年度外部評価一覧 / 第三者保証

生産活動におけるマテリアルバランス P15

環境マネジメント P17

地球温暖化対策 P19

資源の有効利用 P21

廃棄物の削減 P22

グリーン調達と化学物質の管理 P23

環境配慮型製品の研究・開発と供給 P25

地球環境のために

お客様との関わり P26

社会の期待に応える製品 P27

働きやすい職場づくり P29

安全衛生 P33

地域社会貢献活動 P34

社会とともに

コーポレート・ガバナンス P36

コンプライアンス P37

マネジメント

トップメッセージ

P03

世界一のゼネラル・パッケージング・ インダストリーを目指して

~パッケージングのイノベーションを通じた 社会的課題の解決のために~

特集1

P07

~FSC® 森林認証取得の取組み~

森林保護とレンゴー

P11

従業員座談会

全要素生産性(TFP)向上のために

CONTENTS

P09

特集2

~さらなるCO2排出量削減に向けた工場の挑戦~

(3)

・あらゆる包装ニーズに対応し、包装材の調達から物流、 梱包までを一体化した高度なパッケージング・ソリュー ションとサプライチェーンを提供できる体制を国内外 で確立する。

・製造技術のイノベーションにより、他を圧倒する品質の 向上とコストダウンを図り、作業環境の整った工場で、 安全にモノづくりに集中できるシステムを構築する。 ・情報通信技術(IoTやM2M等)の活用方法を徹底的に

研究し、製造工程や物流、サプライチェーンの効率化を 図るとともに、IoTが生み出す顧客のニーズを先取り し、次世代の付加価値を創造する。

・多様な人材(性別、年齢、国籍など)が、個々の能力を 最大限に発揮できる企業体を目指す。

世界一のゼネラル・パッケージング・ インダストリーへの挑戦

Vision110

レンゴー株式会社 代表取締役会長兼社長

世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーを目指して

~パッケージングのイノベーションを通じた社会的課題の解決のために~

トップメッセージ

“Less is more.”の重要なコミットメントであるCO2排出量

の削減については、「レンゴーグループ環境憲章」で2050 年度に1990年度比半減を将来目標に掲げるとともに、その 実現に向けて2020年度を達成年度とする「エコチャレンジ 020」として 1990 年度比 32%減を目指し、製品開発と 生産プロセスの両面から取り組んできました。

昨年末のCOP21におけるパリ協定採択を受け、わが国は 新たなCO2排出量削減目標として、2030 年度までにCO2

排出量 2013 年度比 26%削減を掲げていますが、レンゴー グループにおいてもこの数値目標を自らの目標と定め、国際 的な脱炭素社会、持続可能な社会づくりに向け、今後とも 率先垂範、企業としての責任を積極的に果たしてまいります。 すでに、昨年 9 月、金津工場に蒸気タービン発電設備、 今年 1 月、八潮工場に木質チップバイオマスボイラ発電設備、 尼崎工場にガスタービン発電設備をそれぞれ新設し、エネル ギー消費の効率化とエネルギー源の多様化を図り、CO2排出

量を大幅に削減しました。また、本年 3 月、八潮工場では 上記設備を含む長年にわたるCO2削減実績と、設備などの

ハード面だけでの改善に頼らない、きめ細かい省エネ活動が 高く評価され、所在する埼玉県の目標設定型排出量取引制度 において、県内初となる優良大規模事業所(トップレベル事業 所)に認定されました。これからも、“Less is more.”を念頭 に、CO2排出量削減をはじめさまざまな角度から地球環境

保全に取り組んでまいります。

日本再生を目指すアベノミクスの中心的課題が生産性の向 上です。中でもイノベーションや人々の意識改革を伴う全要 素生産性(Total Factor Productivity)が重要であり、女性 をはじめとする多様な人材の活躍の観点からも重要な取組み です。段ボール産業の未来のために、引き続き全要素生産性 の向上に取り組み、長時間労働の是正や、休暇取得促進を 通じたワークライフバランスの実現に注力してまいります。 生産性の向上が求められるゆえんは、急速に進む少子高齢 化による労働力人口の減少です。すでに各方面で労働力不足 が深刻化し、輸送や流通の現場でさまざまな問題に直面し ています。いかに効率良く作業を進め、最大限の効果を上げる

全ての製紙、段ボール、紙器工場で

FSC

®

森林認証を取得

多様な人材が個々の能力を最大限に

発揮できる企業を目指して

新たなCO

排出量削減目標を策定

事業活動を通じた社会的課題の解決

パッケージングの進化、イノベーションに終わりはありま せん。常にその最先端で新たな進化を生み出し続けるために は、多様な個性や強みを持つさまざまな人材が活躍できる 環境を整えること、すなわち働き方改革が欠かせません。 中でも女性の活躍推進は、女性らしい感性を活かしたパッケー ジづくりの観点からも不可欠であり、女性が生き生きと輝く 職場づくりを目指し、企業風土の改革や環境整備を進めてい ます。本年3月、新たに「女性の活躍推進に関する行動計画」 を策定しました。女性がその能力を活かしながら、さらに活躍 できる職場、役割に挑戦する機会を得ることで、自身が成長し、 その成長が会社の成長にもつながっていく好循環をつくること が重要であると考えています。

“Less is more.”とは、より少ない資源で大きな価値を 生むパッケージづくりを表わすキーワードです。それは、 資源を有効活用し、地球環境への負荷を低減しながら、高品 質で付加価値の高いパッケージづくりを通じて、より良い 社会、持続可能な社会づくりにも貢献するという、レンゴー グループがその事業活動において目指す姿勢そのものなの です。

そのバックボーンの一つといえるものが、国連グローバル コンパクトへの参加です。企業が社会の良き一員として行動 し、持続可能な成長を実現するために、創造的なリーダー シップを発揮することを求めるこの国際的な取組みを、 私たちは全面的に支持し、今後ともその精神を尊重して まいります。

1.“Less energy consumption”

  =エネルギーの消費はできるだけ少なく。 2.“Less carbon emissions”

  =二酸化炭素の発生はできるだけ少なく。

3.“High quality products with more value-added”   =より付加価値の高い高品質な製品をつくる。

“Less is more.”を念頭に環境経営を推進

2019年、レンゴーグループは創業110周年を迎えます。 私たちは、あらゆる産業の全ての包装ニーズに最適な包装 システムを提案する企業グループであることを表わすコー ポレート・ステートメントとして、「ゼネラル・パッケージ ング・インダストリー=GPIレンゴー」を掲げていますが、 GPIレンゴーがこの大きな節目に向かって目指すべき方向性 を示したもの、それが「Vision110」です。

新しい100年の礎を築く「Vision 110」

当社は、昨年、全ての製紙、段ボール、紙器工場でFSC 森林認証を取得しました。FSC森林認証とは、適切に管理 された森林や、その森林から切り出された木材の適切な 加工・流通を証明する国際的な認証制度で、当社の段ボー ル、紙器製品が持続可能な森林資源の保全にも貢献するこ とが第三者機関により認められました。これは、企業や 消費者のCSR調達やグリーン購入へのご要望にお応えする ことはもちろんですが、レンゴーグループが掲げるパッケー ジづくりのコンセプト“Less is more.”を象徴する取組みで もあります。

「世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーへ の挑戦」を大命題として、レンゴーグループに働く者全て が共有すべき行動指針や挑戦すべき課題を明確化しました。 当社グループの全員が目標を共有し、その総力を結集して 「Vision110」を完遂することが、GPIレンゴーの新しい

100年の礎になるものと考えています。

かは多くの企業にとっての課題です。それらの課題をパッ ケージングのイノベーションを通じて解決することは、GPI レンゴーの大きな使命です。「レンゴー スマート・ディスプ レイ・パッケージング(RSDP)」をはじめ、流通現場のかか えるさまざまな課題を解決する「リテールメイト」シリーズ の開発を通じて、流通現場の効率化を図りローコストオペ レーションを実現します。

企業活動の基本は、社会を前進させ、人々の暮らしを豊か にすることです。GPIレンゴーのつくり出す多彩なパッ ケージング・ソリューションの全てが、暮らしの豊かさを 支え、そのイノベーションは社会的課題の解決、すなわち CSV(Creating Shared Value)へとつながっています。

世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーを 目指して。それは、高い倫理観と公正な経営姿勢のもと、 パッケージングのイノベーションに世界で一番の情熱を 注ぎ、常に挑戦し続けることであり、お客様をはじめとす るステークホルダー、そして社会にとってなくてはならな い存在となることです。その実現のために、私たちはこれ からも社会的課題に正面から向き合い真摯に努力を続け てまいります。

(4)

  段ボール事業   製紙事業

古紙を主原料に、段ボール原紙や 紙器用板紙、紙管原紙などさまざ まな板紙を製造しています。生産 の効率化により環境負荷の低減に 努め、LCC軽量原紙など省資源型 の製品開発にも取り組んでいます。

一般的な段ボールからさまざまな機 能を有する段ボールまで、用途に応 じた幅広い製品を提供しています。 Cフルートやデルタフルートなど、 より環境負荷の低い製品の開発・ 普及も積極的に推進しています。

  軟包装事業

フィルム包装、成形品をはじめ、 木材パルプを原料としたセロファ ンなど、商品を美しく包み、やさし く保護する各種の軟包装を提供し ています。フィルムの薄物化など、 環境に配慮した製品の開発にも 取り組んでいます。

  海外事業

海外でもパッケージング・ソリュー ションのネットワークを広げています。 国内外に広がる生産ネットワーク で、それぞれの地域のお客様の ニーズにお応えし、パッケージに 関わる総合的なサービスを提供し ています。

  紙器事業

商品の魅力を伝え、訴求力を高め る多彩な紙製パッケージを開発・提 案しています。企画・グラフィック デザインから製造までトータルにサ ポートし、省資源など環境に配慮し た製品開発にも取り組んでいます。

  重包装事業

ポリエチレン重袋、コンテナバッグ やクラフト紙袋などの物流を支える 重包装容器を提供しています。 環境適合型製品の開発にも注力し ています。

6つのコア事業

地域別従業員数※(2015年度連結)

10,613名 日本 米国(ハワイ) 57名

連結 13,999名

マレーシア 135名 タイ 170名

ベトナム 928名 インドネシア 553名

中国 1,543名 従業員数※

※ 従業員は年度末の就業人員です

事業の概況

経営理念

1. 活力ある事業活動を通じて、お客様の満足と信頼を獲得し、繁栄と夢を実現すること。 2. 高い倫理観を持ち法令遵守を徹底し、常に誠実に行動すること。

3. 積極的かつ正確な情報開示を通じ、広く社会とのコミュニケーションに努めること。

4. 働く者一人一人の価値を尊重し、安全で働きやすい環境づくりに努め、ゆとりと豊かさを実現すること。 5. 地球環境の保全に主体的に取り組むこと。

6. 良き企業市民として社会に貢献すること。

7. グローバル化に対応し、各国・地域の法令を遵守するとともに、

文化や慣習にも配慮した事業活動を通じて、当該国・地域の経済社会の発展に貢献すること。

レンゴーグループは、明治42年(1909年)創業者井上貞治郎が日本で初めて段ボールを世に送り 出して以来、時勢の変遷に対応して最も優れたパッケージング(包装)を提供することにより、お客様 の商品の価値を高め、社会に貢献しつづけてまいりました。

わたしたちは、これからも、あらゆる産業の物流に最適なパッケージング(包装)を総合的に開発 し、ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして、たゆみない意識改革と技術革新を通じて パッケージング(包装)の新たな価値を創造しつづけるために、次の指針に基づいて行動します。

ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして

経営理念/事業内容

The General Packaging Industry

GPI

段ボール

紙 器 製 紙

海 外 軟包装 重包装

売上高

■連結 ■単体 600,000

400,000

200,000

0 (百万円)

492,628 502,625 523,141 522,671 532,534

288,775 281,176 284,062 273,448 274,247

2011   2012    2013    2014    2015 (年度)

69.0% 板紙・紙加工関連事業 海外関連事業 4.9%

その他の事業 6.4%

軟包装関連事業 12.0% 重包装関連事業 7.7% 売上比率(2015年度連結)

経常利益

■連結 ■単体 40,000

30,000 20,000 10,000 0 (百万円)

24,592 24,236 15,354

7,139

16,633 15,453 13,320

5,315

1,689 3,532 2011   2012    2013    2014    2015 (年度)

■連結 ■単体 15,000

12,000 9,000 6,000 3,000 0 (名)

12,961 13,082 13,095 14,060 13,999

3,638 3,676 3,697 3,719 3,680

2011   2012    2013    2014    2015 (年度)

レンゴーグループは現在、「製紙」「段ボール」「紙器」「軟包装」 「重包装」「海外」の6つのコア事業を中心に多彩な事業を

展開しています。

パッケージングのベストパートナーとして、「環境配慮」 と「顧客満足」を念頭に置きイノベーションを積み重ねて います。

(5)

森林保護とレンゴー

〜FSC

®

森林認証取得の取組み〜

地球温暖化の防止など環境に重要な役割を果たす森林。

レンゴーは第三者機関の認証を取得して森林の適切な保護・管理に取り組んでいます。

1

森林資源を取り巻く社会的課題

森林を保護・管理するFSC森林認証とは

森林は、私たちの生活に欠かせない重要な資源です。 しかし近年、違法な伐採により世界の森林が減少し、 地球温暖化の原因の一つとなっているほか、この森林 の減少に伴う生態系の破壊も大きな問題となっていま す。さらに、違法な森林伐採は劣悪な労働環境のもとで 行われるケースが多い上、現地の人々が利用してきた 森林を勝手に伐採するといった権利侵害につながること もあり、環境問題だけでなく社会的にも大きな問題と なっています。

当社も事業活動のために森林資源を利用しています。 古紙を主原料とする段ボールは、リサイクルの優等生 ですが、一部でパルプを利用しているため、あらゆる 形で適切な森林の保護・管理に関わっていく社会的責 任があります。その一環として、当社は森林認証の取 得に取り組みました。

森林認証とは、独立した第三者機関が森林の経営方法 などを審査し、適切で持続可能な経営が行われている森 林に認証を与える制度です。消費者が適切に管理された 森林から生産された木材や木材製品を選ぶことによって、 森林の破壊や劣化を防ぐことにつながります。その認 証の代表的なものとして、FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)が挙げられ、FSC森林認証

に はFM(Forest Management)認 証 とCOC(Chain of Custody)認証の2種類があります。

FM認証とは森林そのものの管理システムを認証するも ので、主に森林の所有者や管理者が取得する認証です。 一方でCOC認証は、FM認証を受けた森林から生まれた 原料が消費者に届くまでに、認証を受けていない製品と 混ざらないように確実に識別管理されていることを認証す る制度で、製材所、製紙会社、段ボール会社、紙加工会 社、印刷会社、出版社などが取得します。

段ボールケースをFSC森林認証製品として取り扱うため には、段ボールの原材料となる原紙を供給する製紙工場 や認証原紙を販売する流通、原紙の原料となるパルプを 供給するパルプメーカーなど生産、加工、流通管理に関わ るサプライチェーン全体でCOC認証を取得する必要があ ります。

レンゴーのFSC森林認証の取組みを担当する パッケージング部門 管理本部 管理第一部業務課

主任 梅田 一矢

(左) (右)製紙部門 生産本部 生産部

生産管理課 担当課長 水谷 正光

VOICE

当社では、森林の間伐材や製材所の端材、家屋の解体材などから段ボール原紙の原料の一部と

なるバージンパルプを生産し、パルプに不適切な原料はバイオマス発電の燃料に利用し、木材を 無駄なく有効活用しています。

社会的な要請の高まりを受け、2013 年にはFSC COC 認証を取得しました。当社に原料を 供給している250社以上のサプライヤーと協力して、トレーサビリティの確保や木材の合法性 の確認を徹底し、FSC森林認証されていない原料が混ざらないように厳格に管理しています。

今後も、製紙メーカーに対して適切に管理されたFSC 森林認証パルプを提供することで、 持続可能な森林の保護・管理に貢献していきたいと考えています。

サプライヤーとして

FSC森林認証パルプの供給を通じて

森林の適正な保護・管理に貢献したい 

兵庫パルプ工業株式会社 資材部 林材課 課長代理 臼井 浩平 様

レンゴーのFSC森林認証取得の取組み

そこで当社では、段ボール・紙器工場と製紙工場で COC 認証を取得し、さらにグループ企業でも取組みを 進めています。製紙・段ボールの一貫メーカーとしての 強みを生かして、自社製造の原紙を使用した段ボール製 品のほぼ全てをFSC森林認証製品にできます。既存の システムをフル活用してFSCの規格に沿った運用体制 を構築するとともに、業務のマニュアル化や、定期的な 監査と教育訓練の実施を通じて、FSC森林認証に適合 する体制を整えています。

もちろん、原料調達の段階からFSCの基準を満たす ことが必須です。原料の約98%を占める古紙は、FSC 森林認証材として認められています。また、残り2%に あたる原紙の強度を高めるためのパルプも、木材を原 料としているためFSC森林認証を取得する必要があり、 パルプを供給するサプライヤーの協力が不可欠です。 サプライヤーでは、これまでも環境省などの指針に沿っ て違法伐採対策に取り組んできましたが、FSC森林認 証も取得していただくように働きかけた結果、現在、 当社が原紙に使用するパルプは全てFSC森林認証品と なっています。

こうしてできた当社のFSC森林認証を受けた製品は、 花王株式会社様など、環境や社会課題の解決に積極的 に取り組む企業に採用され始めています。ただ、日本 全体を見渡すと、FSC森林認証を受けたパッケージの 供給体制はまだまだ整っていないのが現状です。当社 は、FSC森林認証を社会のスタンダードにするべく先 手を打って動き、持続可能な森林づくりの取組みを通 じて、今後も企業としての責任を果たしていきます。

FSC森林認証に適合した花王株式会社様の段ボールケース

FM 認証

森林 資材 消費者

COC 認証

ロゴマークがついた認証製 品を購入

社会的・経済的・環境的に 適切な管理がなされている 森林を審査・認証

認証された森林から生産さ れた木材を管理・加工

レンゴーが取得

▶森林認証制度のしくみ

FSC認証段ボール・紙器製品

全国

への

供給体制を確立

(6)

エネルギーにまつわるレンゴーの使命

〜さらなるCO

2

排出量削減に向けた工場の挑戦〜

世界規模で直面している地球温暖化。レンゴーでは、生産活動を通じて温室効果ガス低減に取り組んでいます。

2

写真:八潮工場の木質チップバイオマスボイラ発電設備

※ CO₂ 排出量を生産量で除した値

小集団による設備チェック

木質チップバイオマスボイラ

CO

2

削減量

6.5

万トン/年

進化する八潮工場

深刻化するエネルギー問題

全国の製紙工場にも取組みが広がる

深刻化する地球温暖化問題にいかに対応していく か。解決に向けて2015年末にフランスで開催された COP21でパリ協定が採択され、各国は新たな目標に向 けて取組みを進めることが求められています。

日本では特に東日本大震災以降、エネルギー問題の 重要性が強く認識されるようになりました。より一層 の省エネルギーを推進するとともに、エネルギー源の 多様化を進め、温室効果ガス排出量の低減と製品の安定 供給を両立させることが社会と企業の持続可能な発展に とって不可欠です。

行政も企業に行動を求めています。一例を挙げると、 埼玉県では地球温暖化対策推進条例を制定しました。 第一期では基準年度比マイナス6%という厳しい削減 目標が課されるなど、これまで以上に取組みを推進 することが強く求められるようになってきました。その ため、当社では規模の大小を問わず、製造工程全般 で省エネルギー、温室効果ガス排出量削減につながる 設備の導入などハード面の対策に加え、きめ細かい改 善などソフト面での対策も行い目標達成に向け取り 組んでいます。

当社の製紙部門のCO₂排出量は年間で約68万トン にのぼり、全体の約9割を占めています。そのため、各 工場とも早くから重油からガスへの燃料転換を行い CO₂ 排出量の削減に取り組んできました。中でも、日 本最大の板紙工場である八潮工場(埼玉県)は製紙部門の CO₂排出量の約3割を占めるため、都市ガスへの燃料転 換をはじめさまざまな取組みを積極的に行ってきました。

例えば2006年に製造工程で排出される製紙スラッジ を燃料とするバイオマス焼却発電設備を導入し、さら に2016年1月、新たに木質チップバイオマスボイラ発 電設備を導入し稼動を開始しました。この設備により工 場で必要となる電力の約2割を賄うことができ、年間で 約65,000トンのCO₂排出量の削減を見込んでいます。 また、バイオマス燃料の使用にあたって最も大きな課題 となっていた燃料の調達も、供給先との契約や置場の 確保で安定したものとなっています。

八潮工場ではこのような大規模な設備導入だけでな く、より一層の省エネルギー、CO₂排出量削減に取り 組む若手中心の活動チーム「低燃費八潮」を結成してい ます。柔軟な発想で省エネルギー活動を立案し、継続的

▶ 八潮工場のCO₂排出量と原単位※指数の推移

に取り組むPDCAサイクルを構築することで、よりき め細かい活動を実施しています。その実績が認められ、 2014 年度省エネ大賞で経済産業大臣賞(産業分野)を 受賞しました。

こうしたハード面、ソフト面の活動もあり、2012年 には埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づく目標設定型 排出量取引制度で規定される優良大規模事業所「準トッ プレベル事業所」に認定されました。さらに、その後も 手を緩めることなく成果を積み重ね、2016年3月、地 球温暖化対策の取組みが特に優れている「トップレベル 事業所」に埼玉県内で初めて認定されました。

八潮工場に限らず、他の製紙工場でもさまざまな取組 みを推進しています。製紙部門の西日本の拠点工場で ある尼崎工場(兵庫県)では、ガスタービン発電設備を新 設しました。廃熱を利用し、蒸気をエネルギーとして有 効活用することで工場で使用する電力の約8割を自家発 電で賄うことができます。発電と工場の操業をより効率 よく行うことができるようになり、年間で約3,800トン のCO₂排出量の削減につながります。

また、金津工場(福井県)に新設した蒸気タービン 設備は、既存ボイラの能力を最大限に引き出しエネル ギー消費の効率化を図ります。同工場で使用する電力 の全てを賄うとともに、淀川工場(大阪府)の使用電力 として託送も行い、さらに余剰電力は地域電力会社 に売電し、地域の電力需要にも貢献しています。

このようにエネルギー源の多様化を推進し、省エネ ルギー・温室効果ガス低減の取組みを実践し続ける ことが持続的成長につながります。当社はこれからも さらなる高みを目指し、進化を続けていきます。 

VOICE

製紙部門生産本部担当 兼 研究・技術開発部門製紙技術開発本部長 常務執行役員 科野 隆三

製造工程から製品そのものに至るまで、地球環境に配慮した事業活動の継続が、経営の最重要 課題の一つと考えています。主な工場では、大規模な設備の更新に加え、生産体制の再構築を考 えながら既存設備の稼働率を高め、生産効率を高めることで省エネルギー・CO₂排出量削減に つなげており、原単位の低減にこだわって取組みを進めています。

一方で、軽量強化原紙の開発、つまり少ない資源で大きな価値を生むパッケージを社会に送り 出すことで、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

今後も“Less is more.”をキーワードに、生産と製品の両面から省資源・省エネルギーにつな げていきます。

生産効率を向上させて

環境負荷低減に積極的に取り組む

100

60 80

40 20 0 (年度)

■CO2排出量 ● 原単位指数

300 500

400

200

100 (千t)

0

1990   2000   2011  2012  2013  2014  2015 (基準年度)

338

47 60

43

100

224 252

225 246 217 219 47

(7)

石田▶私たちレンゴー労働組合は、結成以来“全員参加型の 生産性運動”に取り組んでおり、私は中央執行委員として、 労働組合の視点から生産性向上のための情報発信や意識啓発 などに努めています。全国段ボール工業組合連合会に生産性 向上委員会が設立されましたが、生産性を向上させるために は、業界全体の労使が一体となって課題解決に向けて取り組 むことがとても重要であると考えています。

石田▶他の部署や職場でも応用が利きそうな手法ですね。

北野▶私の職場も段ボールの製造現場ですが、広島工場では 個々人の知識・技能のレベルアップに注力しました。具体的に は、個人ごとに各作業について「できる」「できない」を洗い 出し、さらに難易度別に分類しました。できないものは原因 を分析し、簡単なものから一つ一つ教育していきます。習熟 度をチェックした上で次のステップに進むことの繰り返しによっ て、全員の作業レベルが格段に向上し、その結果、生産性が 向上するだけでなく休暇も取得しやすくなりました。

山口▶単に「残業を減らすように」「休暇を取得するように」と 声かけするだけでは、成果を上げることは難しいと思います。 残業減や休暇増を実現できる体制づくりや意識づけが重要で はないでしょうか。計画的に集中して業務を行うことが習慣に なると、早く帰ることも、休暇を取ってリフレッシュすることも 難しくなくなりますし、仕事のモチベーションも上がって好循 環が生まれます。

所▶中央研究所は、専門的な研究テーマごとに個人で作業す ることが多い職場ですが、仕事の共有化と代行を進め、業務 負荷の分散による平準化を図っています。例えば長期間にわた

別所▶新名古屋工場の製造現場では、経験の浅い従業員を 1カ月単位で配置換えして、各マシンでベテラン社員から操作 方法などを学ぶことで、一人が2~3台のマシンを扱えるよう にする取組みを進めています。慣れた人では見過ごしてい たムダが浮き彫りになるという効果も生まれています。こ の体制でまわしていくために、機械に習熟していない人にも分 かりやすいマニュアルを作成し、生産のポイントがすぐに分か るメンバー間の引継ぎ書を新たに設けるなど創意工夫し

TFP向上のための具体的取組み内容

北野▶今回、皆さんの話を聞き、「共有化」が一つのキーワー ドであると感じました。仕事、情報、意識の共有化が生産性 向上に欠かせないポイントだと思いました。このことを全社へ 水平展開できれば、レンゴーの生産性はさらに向上し、企業 体質の強化になると思います。結果として労働時間の削減や 休暇を取得しやすい環境づくりにつながります。

山口▶海外事業推進室では海外事業の業績管理などを担当し ていますが、海外営業部と共同で、TFP向上に向けた小集団・ 改善活動に初めて取り組みました。一例として、書類棚やサー バー上の共有データの格納ルールを定め、何かを探すのに費 やす無駄な時間を削減しました。整理整頓はとても重要で す。また、各人が週に1回「ノー残業デー」を設定し、その 予定を共有しています。早めに仕事を依頼したり、業務の優 先順位づけを徹底することで、効率的に仕事をするようにな り、お互いがサポートし合う意識も浸透してきました。

所▶共有化にあたり、マニュアルづくりは非常に有効な手段だ と実感しています。最初のうちは「目の前の仕事が忙しいの

TFP向上のキーワード

従業員座談会

全要素生産性(TFP)向上のために

段ボール産業では、常態化している長時間労働の是正が課題となっています。 その解決のために、レンゴーは業界のリーディング・カンパニーとして

全要素生産性(TFP:Total Factor Productivity)向上による総労働時間の削減に取り組んでいます。 今回、職場においてTFP向上活動の中心的役割を担う従業員が集まり、

日々の活動内容とそのポイントをお互いに披露し、

あらためてTFP向上の意義や必要性、取組み内容と成果について議論しました。

レンゴー労働組合本部

石田 真弘 

海外事業推進室

山口 真由子

広島工場  製造部製造課

北野 静人

中央研究所

段ボール研究グループ

所 のぞみ

新名古屋工場 製造部製造課

別所 敦

別所▶TFP向上により生じた時間をどう有意義に過ごすかを考 えるようになりました。これまでは難しかった子どもの学校 行事に参加したり、健康のことを考えて今まで以上に運動を するなど、生活にメリハリがつき人生が豊かになったと感じて います。

石田▶TFP向上に取り組むことが企業の成長につながり、ワー ク・ライフ・バランスの実現にも結び付くということですね。 そのことを我々一人一人が理解し、意識を変えて実践していく ことが重要であると再認識することができました。これからも 労使一体となってTFP向上に取り組むことで、全ての人が夢を 持って働き続けていけるような魅力ある職場、ひいては企業、 産業づくりを目指していきましょう。

に、どうしてマニュアルづくりに時間を割かないといけない のか」という声が出ましたが、他の人と仕事を共有することで 自分の仕事が効率化することを実感すると、もっと改善しよう という意欲が格段に高まりました。

ています。 特定の人に負担が集中することがなくなりま したし、誰が休んでも品質・生産性を維持しようという意識 を皆が持っています。

り毎日実験データを取るような場合、他の人に任せることが 可能な作業を選び出し、マニュアル化と資料の共有化を進める ことで、代行者でも作業が行えるようにしました。また、代行 者の負担が大きくならないように、依頼する側も作業が短時間 で終了するよう意識して作業内容の改善を心掛けています。

P31もご参照ください。

座談会参加者

(8)

TOPICS

フルート(段)

ライナ

ライナ

中しん

2015年度の実績と短期・長期の目標

活動の目標と実績

当社は持続的に企業価値を向上させていくために環境・社会問題をはじめとする課題を明確にしています。

環境問題については、CO₂排出抑制に向けた2030年度までの目標を新たに策定するなど、

それぞれの課題について目標を定め積極的に取組みを進めています。

段ボールは表と裏のライナと波型の中しんの 3枚の板紙からできた三層構造。この波型の 形状が段ボールの強度を生み出しています。

1990   2013   2030 1,000

1,200

800

600

400

200 (千t)

0

(年度) 869

1,075

643 % 削減

26

当社は「レンゴーグループ環境憲章」で2050年度にCO₂排出量の 1990年度比半減を長期目標に掲げるとともに、その実現に向けて2020 年度を達成年度とする「エコチャレンジ020」で1990年度比32%減を 目指して取り組んでいます。この度、2015年末のCOP21(国連気候変 動枠組条約第21回締約国会議)におけるパリ協定採択を受け、わが国 のCO₂排出量削減目標にも沿うものとして、当社も「2030 年度までに CO₂ 排出量を2013 年度比 26%削減」するという新たな目標を設定し ました。省エネルギーや再生可能エネルギーの活用を進め、より一層の CO₂削減を実現していきます。

2030年度までにCO₂排出量を2013年度比26%削減

する    

 (1990年度比では40%削減に相当)

新たなCO₂排出量削減目標を策定

  つなげましょう!リサイクルの輪

段ボールのリサイクルマーク。それはリサイ クル可能な段ボールであることを示すものです。 現在、日本のリサイクルマークの表示率は90% 以上にものぼります。

段ボールのリサイクルマーク

段ボールリサイクル協議会

http://www.danrikyo.jp/

詳しくはこちらをご覧ください

ステープル(金属針)や宅配便の送り状などはリサイクルの障害になる 異物です。回収された段ボール古紙から品質の高い段ボール原紙を生産す るために、みなさんも異物の除去にご協力お願いします。

知っていますか?

段ボールの「リサイクルマーク」 段ボールリサイクルの注意点

段ボールをリサイクルに出すときのお願い

ステープルは はずす

フィルムが 貼られている箱 はリサイクルに

出さない

ラベルは はがす

油が ついている箱は

リサイクルに 出さない

※1 CO2排出量:対象は化石エネルギー起源CO2。使用係数は日本経済団体連合会「低炭素社会実行計画」の係数を使用。

  2011年度以降の電力の係数は震災影響分を除くため2010年度の係数(発電端)を固定して使用。 ※2 CO2排出原単位:CO2排出量を売上高で除した値。

※3 最終処分量:場外排出量から再資源化量を引いた値。 :第三者保証を受けたことを示すマーク。

保 証

保 証

テーマ 項 目

2015年度 目標

目標 実績 評価 ページ関連 2016年度 2020年度

地球温暖化対策

生産部門のCO2排出量※1

(1990年度比) 30%削減 27.0%削減 × P19 29%削減 32%削減

物流部門のCO2排出原単位※2

(2007年度比) 9%削減 8.1%削減 × P19 10%削減 削減推進

資源の有効利用 古紙利用率 97%以上 98.3% ○ P21 97%以上 97%以上

廃棄物の削減 再資源化率 97%以上 98.3% ○ P22 97%以上 98%以上

最終処分量※3 4,000t以下 3,266t P22 4,000t以下 4,000t以下

グリーン調達と 化学物質の管理

VOC排出量

(2000年度比) 44%削減 46.0%削減 ○ P23 45%削減 化学物質の 管理の推進 PRTR対象物質排出量・移動量

(2002年度比) 10%削減 12.7%削減 ○ P23 12%削減

環境配慮型製品の 研究・開発と供給

段ボールケースの平均坪量

(2004年度比) 9.5%削減 9.0%削減 × P25 9.5%削減

軽量化推進 回収率維持

に「

0 2 0

テーマ

2015年度 目標

目標 実績 評価 ページ関連 2016年度

品質管理 ヒューマンエラーの防止 理解度テストを実施(毎月1回) ○ P26 取組みの継続

女性の活躍推進

総合職女性採用比率を3割以上とする 30.8% ○ P30

取組みの継続

(計画期間:2020年度まで) 女性管理職数を倍増する

(2014年度19名→2020年度40名以上) 21名 ー P30

年次有給休暇の

取得促進 平均10日以上とする 11.1日 ○ P31 10日以上を継続

三層構造でつぶれにくい!!

※ 新しい目標では電力の係数は当該年度の係数(発電端)を使用していきます。

(9)

 

セ ロ フ ァ ン 段 ボ ┃ ル ・ 紙 器

 原料  原料

長いワイヤの上に原 料を流し込み、脱水・ 乾燥させ原紙をつく ります。

 抄紙工程

古紙を水の中でほぐし て繊維状にします。その 後、異物を取り除き繊維 をたたいて、からみやす くします。

  原料調整工程

板 紙

段ボール工場で出た端材は 製紙工場でリサイクル

 原料

段ボール原紙

パルプ

3枚の段ボール原紙を貼 り合せて段ボールシート をつくります。

  貼合工程

段ボールシートに印 刷、型抜きをし、段ボー ルケースをつくります。

 製函工程

連 結※

配送 INPUT

パ ルプ

回収

SUPER MARKET

使用

保 証

セロファン 板 紙

段ボール・紙 器 

製品

O U T P U T SUPER MARKET

古紙・パルプ

地球環境のために

合計 248

段ボール・紙器 軟包装

1 47

製紙

200

合計 15,421

段ボール・紙器 軟包装

279 1,890

製紙

13,252

合計 2,536

段ボール・紙器 軟包装

198 64

製紙

2,274

合計 1,218

段ボール・紙器 軟包装

1,090 85

製紙

42 O U T P U T

9

製紙

243

段ボール・紙器

89

軟包装 6 その他 2 重包装 4

合計 344

10

製紙

16,533

段ボール・紙器

3,477

軟包装 919 その他 144 重包装 358

合計 21,431

11

製紙

2,820

段ボール・紙器

103

重包装 14 軟包装 212

合計 3,148

12

製紙

3,923

段ボール・紙器

2,547

重包装 340 その他 12

軟包装

420 7,242合計

12

製紙

887

段ボール・紙器

177

重包装 16 その他 7

軟包装

43 1,129合計

13

製紙

2,325

段ボール・紙器

39

重包装 10 軟包装 200

合計 2,573

13

軟包装

1,148

製紙

6

段ボール・紙器

2

重包装 129

合計 1,285

14

軟包装

2,240

製紙

71

段ボール・紙器

151

重包装 603

合計 3,064 I N P U T

※ 連結対象はレンゴー(株)および生産設備を有する国内連結対象子会社 計27社

* 各種類の値は四捨五入しているため合計が合わない 場合があります。

* PRTRの取扱量は単体のみ集計しています。

保 証

生産活動におけるマテリアルバランス

(2015年度)

5

段ボール・

紙器

657

製紙

2,340

軟包装 269

合計 3,266

6

段ボール・紙器

94

製紙

678

軟包装 13

合計 785

7

段ボール・紙器

20

製紙

1,947

軟包装 200

合計 2,167

8

製紙

1

段ボール・紙器

1

軟包装 767

合計 769

9

段ボール・紙器

151

軟包装 75

製紙 71

合計 296

原料(万t)

エネルギー(TJ)

水使用量(万m³)

PRTR取扱量(t) 廃棄物最終処分量(t)

原料(万t) エネルギー(TJ) 水使用量(万m³) 廃棄物最終処分量(t) CO₂排出量(千t-CO₂) 排水量(万m³) PRTR排出量・移動量(t) VOC排出量(t) 排水量(万m³) PRTR排出量・移動量(t) VOC排出量(t)

CO₂排出量(千t-CO₂)

■ 段ボール・紙器

■ 製紙 ■ 軟包装

■ 重包装 ■ その他

ビスコースを再び凝 固・再生し、セロファ ンをつくります。

 製膜工程

パルプを化学処理して ビスコースという溶液に します。

 原液工程

(10)

レンゴーグループ環境憲章

環境経営推進体制

環境経営を推進するために、全社を統括する「環境委 員会」と事業所・工場に「事業所環境委員会」を設け、 常に現状を見据えた計画を実行する体制を整えています。 「環境委員会」は、全社での環境経営の強化を図ること

を目的とし、環境管掌役員を委員長として、生産部門や 関連部門の担当役員・部門長で構成されています。環境 委員会は年2回開催され、環境目標の達成状況や法の遵 守状況を確認し、環境に関する全社的な方向性や目標、 計画などを審議し決定して、CSR委員会に報告していま す。また、ここでの決定事項をもとに「事業所環境委員 会」において具体的に協議され、周辺地域に根ざした環 境保全活動へと展開しています。

環境マネジメントシステム

環境経営を効果的に推進するために、2001年から国 際規格であるISO14001の環境マネジメントシステムを 導入し、2006年には全ての生産拠点で認証を取得しまし た。また、事業所・工場では環境マネジメントシステムが 適切に運用されていることを確認するため、内部監査と 審査機関による外部審査を年1回以上、定期的に実施して います。2015年度の外部審査では、不適合や重大な指 摘事項はありませんでした。

環境法令の遵守状況など

環境情報管理システム「エコループ」

環境教育の実施

事業所・工場の環境データを効率的に把握し、情報を 共有する環境情報管理システム「エコループ」を2010 年から全社で運用しています。「エコループ」では事業活 動によるエネルギー使用量やCO₂排出量、廃棄物発生 量などの環境データを一元管理しています。環境情報を 「見える化」することで従業員一人一人の環境意識の向

上を目指しています。

全ての従業員が会社や家庭でのあらゆる場面で環境問 題をより身近に捉えることができるよう、環境教育や啓発 活動をセミナーやグループ報を通じて継続的に行ってい ます。2015年度は新入社員を対象とした環境教育、全 従業員を対象としたISO14001内部監査員養成講座を開 催しました。そのほか、階層別研修にも環境教育が組み 込まれています。

地球環境や地域環境に配慮して事業活動を営むことは、企業の重要な経営課題の一つです。 マネジメント体制を整備し、改善すべき事項については速やかに対策を講じています。

環境マネジメント

地球環境のために

▲環境法令の遵守状況

当社は大気・水域への環境負荷物質の排出などにつ いて、法律の規制より厳しい自主管理値を設定し、管 理しています。年2回実施している環境関連法の自己 チェックでは、潜在的な環境リスクを洗い出し、法令違 反の未然防止に努めています。2015年度は行政処分を 含む法令違反はありませんでした。また、新たに2015 年4月に施行されたフロン排出抑制法にも適切に対応し ています。

▲環境に関する苦情件数

2015年度に寄せられた苦情は騒音・振動など計5件 でした。苦情の原因を特定し、設備的な対策や運用の見 直しなどを行いました。苦情をお寄せくださった方には 原因と対策方法を説明し、ご理解を得るように努めてい ます。今後も苦情がないように未然に防止すると同時 に、近隣の方々との密接なコミュニケーションを継続し ていきます。

▶環境に関する苦情件数(2015年度)

大気 水質 廃棄物 騒音・振 動 臭気 その他 合計

0 0 0 4 1 0 5

▶教育実績(2015年度)

講座 受講人数

新入社員への環境教育 48名

内部監査員養成講座 41名

(件)

新入社員への環境教育

▲環境事故対策

日常点検などを通じさまざまなリスクを未然に防ぐ対策 を講じるとともに、油や薬品の漏えいなどの環境事故発 生を想定し、適切な対応ができるよう事業所・工場で訓 練を年1回以上実施しています。訓練実施後は、手順に 問題がないかを検証し、問題があれば手順の見直しを行っ ています。なお、2015年度の環境事故は0件でした。

 委 員 長 : 環境管掌役員  メンバー: 関連組織の部門長

レンゴーグループ環境憲章

環境に関わる法規・条例・協定を遵守することはもとより、 環境への負荷を更に低減するための環境保全活動についても 積極的に取り組む。

❶ 環境法令の遵守

省エネや、新エネルギーを活用するグリーンニューディール を推進し、2050年までに二酸化炭素の排出量を1990年度 実績の半減を目指す。

❷ 地球温暖化対策の推進

古紙利用のための先進技術に取組み、リサイクルの促進と 更なる古紙資源の有効利用に努め、循環型社会形成に貢献 する。

❸ 資源の有効利用の推進

廃棄物の発生を抑制し、再利用、再資源化により最終処分 量の低減に努める。

❹ 廃棄物の発生抑制と有効利用の推進

レンゴーグループは、地球環境に配慮した経営を実践することが、企業の持続的発展に不可欠であるとの認識に 立ち、グループあげて環境保全活動に継続的に取り組む。

基本理念 基本方針

2009年4月12日制定

パッケージング・ソリューション・カンパニーとして、環境負荷 の小さい製品の研究・開発に努め、環境に配慮した製品を 供給する。

❺ 環境負荷の小さい製品の研究・開発と供給

海外事業活動においては、当該国の環境規制を遵守し、 地域の状況に応じた適切な環境保全に努める。

❼ 環境に配慮した海外事業活動の推進

環境意識の向上を目的とした広報、啓発を行うとともに、 地域や社会の環境保全活動への参加・協力も積極的に行う。

❽ 広報、啓発、社会活動の促進

環境に配慮した資材の調達に努めるとともに、生産活動に よる環境負荷を積極的に低減する。

❻ 環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進

取締役会 社長 CSR 委員会

▶環境経営推進体制

ACTION PLAN CHECK DO

環境委員会

事業所環境委員会 環境に関する方向性の決定・結果の検討および見直し

・環境憲章に関する検討・提言 ・環境保全活動体制に関する審議・決定 ・全社環境目標や重点施策に関する審議・決定 ・法規制対応事項に関する決定

・その他の事項に関する検討

環境保全計画の実行、見直し

・年度目標、計画の作成 ・計画実行の推進 ・実行結果の検証、 見直し  委 員 長 : 事業所長・工場長  メンバー: 各部門長他

(11)

CO₂排出量の削減実績

2015年度の「エコチャレンジ020」では、生産時に 発生する化石エネルギー起源のCO₂排出量を1990年 度比 30%削減するという目標を設定して活動しました。 省エネルギー化やバイオマス燃料の利用を拡大しました が生産量の増加などが起因し、2015年度の排出量は 785千トン、1990年度比27.0%の削減となり目標達成 には至りませんでした。しかし、CO₂排出原単位は向上 しており、全社を挙げて取り組んでいる生産性向上の効

果が出ていると考えています。

スコープ3の取組み

サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減 に取り組むため、自社での燃料の使用による直接排出量 (スコープ1)と購入した電気や熱の使用による間接排出 量(スコープ2)に加え、サプライチェーンの上流から下 流にわたる事業活動に伴う間接排出量(スコープ3)の算 定を行っています。2014年度の排出量は180万トンと なり、その内の56%がスコープ3によるものでした。今 後もサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の把 握・管理を継続し、排出量削減に向けた取組みを進めて いきます。

環境と利用者に優しい工場

新名古屋工場は愛知県が定めた建物の環境性能を評 価する制度であるCASBEEあいちで求められるさまざま な配慮項目を取り入れ、Aランクに評価されています。 CASBEEあいちは、全国版のCASBEEのシステムをも とに、愛知県の地域特性や関連する条例等諸制度を踏ま えて開発された建物の環境配慮評価制度です。同工場 では、工場屋根および造成面に太陽光パネルを設置し 発電を行うほか工場の断熱性能を高め、高効率空調機、 LED 照明、居室換気には全熱交換器を採用しています。

また、新名古屋、和歌山、鳥栖工場ではエコオフィス の認定を受けるなど、人と環境に配慮した次世代のモノづ くりを実現しています。

物流部門での取組み

物流部門では製品輸送時の省エネルギーに努めてい ます。2015年度はCO₂排出原単位を2007年度比9% 削減することを目標としましたが、CO₂ 排出量は61 千 トン、CO₂ 排出原単位は 2007 年度比 8.1%の削減と

なり、目標達成には至りませんでした。

新名古屋工場全景

工場生産設備の稼働状況を把握しながら省エネ改善活動に取り組んでいます。

工場の日常風景の中にも省エネにつながる案件は存在するという信念を持って、思い込 みをなくすように心掛けています。浮かんだアイデアは理論上の計算だけでなく、できる だけコストを抑えた簡単な代替の手法を考え、実際の機械で効果の検証にチャレンジして います。例えば、段ボール工場では、圧縮した空気で端材を取り除くカッターブロアーと いう装置が数多く使われています。第一段階で実際の最大負荷にあった回転数への見 直しを実施し、第二段階で無駄な運転をなくすために運転条件を細かく修正することで、 省エネにつなげました。こうした取組みが実を結び和歌山工場在籍時には近畿電力利用合 理化委員会より「平成25年度 電力利用合理化功績者賞」を受賞しました。

今後も日々の業務の中から、たとえ効果はわずかであっても自分たちの手でできること を実行し、その件数を積み上げて大きな省エネにつなげることを職場内のモットーと して省エネ活動を積極的に推進していきます。

省エネを積み重ねて大きな効果を生み出したい

地球温暖化を抑制するために、温室効果ガスであるCO₂排出量の削減は重要課題です。 そのため生産部門はもちろんのこと、物流部門や非生産部門でも省エネルギー活動を進めています。

地球温暖化対策

前橋工場 製造部製造課  担当課長 橋本 誠 地球環境のために

* 各数値は四捨五入をしているため合計が合わない場合があります。

VOICE ▲再生可能エネルギーの利用拡大

エネルギーの多様化、資源の有効利用、地球温暖化 防止の観点から太陽光発電やバイオマスボイラなどを 積極的に導入し、再生可能エネルギーの利用を拡大さ せています。2015年度末時点で太陽光発電設備は8工 場に導入しており、年間発電量は525万kWhで初め て導入した2007年度の12倍となりました。また、製 紙工場では工場内で発生する製紙スラッジ(製紙工程に おける排出物)や木くずなどの廃棄物をバイオマス燃料 として活用しています。2015年度は1,199TJのバイ オマスエネルギーを使用しました。

▶生産拠点の使用エネルギー ● 太陽光:8工場

●バイオマス/廃棄物:4工場

福島矢吹工場 新仙台工場

鳥栖工場 金津工場 松本分工場

尼崎工場 岡山工場

新京都事業所

利根川事業所 八潮工場 新名古屋工場

● ● ● ●

● ●

▶物流部門でのCO2排出量と  原単位※指数の推移

※ CO₂排出量を売上高で除した値

▶CO2排出原単位※指数の推移

※ CO2排出量を生産量で除した値

▶エネルギー投入量の推移 保 証

▶CO2排出量の推移 保 証

(年度) 1990   2012    2013    2014    2015   

17

(千t)

776 1,075

808 759 785

1,200

800 1,000

200 400 600

0

(基準年度)

100

90

70 80

60

1990   2012   2013   2014   2015 (年度)

18

100 100

65 67

●段ボール・紙器工場 ■製紙・セロファン工場

67 66 65

69 68 68

19

(TJ) 20,000

10,000 15,000

5,000

0

1990      2000      2015 (年度)

■重油/石炭  ■都市ガス ■LNG■バイオマス/廃棄物  ■購入電力

4%

65% 3% 28%

5%

34% 38% 23%

17,083

8%

41%

15% 14% 22%

15,421 18,168

20

100

85

80 90 95

(年度) 2007   2012    2013    2014    2015 80

60

40

20 (千t)

0

67 61 62

60 61

100

89

92

91 91

(基準年度)

▶サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量(2014年度)

21

サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量

合計 180万t

スコープ3  101万t 56%

スコープ1 64万t 35% スコープ2 16万t 9%

CO₂排出原単位

8 .1

%削減

CO₂排出量

27.0

%削減

参照

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